1月26日、岩手県立児童館いわてこどもの森の元館長で、児童館・児童行政に詳しい吉成信夫さんに有志の会のメンバーがお話を聴いてきました。

吉成さんは児童館の役割について鋭い意見をお持ちで、遊びの提供だけでなく今後はこどもや親が普段通う、気軽に相談できる児童虐待の防止にも資する場として地域の中で児童館が予防的な役割を担うことが重要だと指摘されました。吉成さんは、児童健全育成推進財団をはじめ職員研修や講演、ワークショップなどで全国の児童館などを回ったりしており、子どもに関わる施設現場の職員たちとの話し合いから虐待を発見した事例も報告されたそうです。

一方で、こどもの城のナショナルセンターとしての役割については厳しい意見をいただきました。全国の児童館の経営力の向上や職員の資質の向上につながる現場支援はもちろん、国内の健全育成及び子育て支援のための民間やNPOも含めたネットワークづくりなど、もっと主体的にできることがあるはずで、ナショナルセンターとしての役割とは何なのか、こどもの城自身がもう一度考え直す局面に来ていると指摘をされました。

ほかにもわたしたち有志の会の実際の活動上参考になる多くのアドバイスをいただきました。また署名の賛同人になってくださいました。東京出張のお忙しい間を縫って、お話をしていただき、本当にありがとうございました。