一昨日(5月29日)、3月末に東京都議会に提出した「こどもの城・青山劇場の存続を求める意見書の提出に対する陳情」について都議会厚生委員会で審議されました。

有志の会からも傍聴にいきましたが……結果は不採択でした。
詳しい議事録については、下記よろしければご覧ください。

詳しく討議されることなく、さらりとすり抜けるように不採択となったようです。

また、5月28日の参議院厚生労働委員会でも福島瑞穂議員がこどもの城存続について田村厚労大臣に質問し、それに対して田村大臣が回答したのですが、田村大臣の答弁を、長文ですが、下記にペーストさせていただきます。

読んでみると、田村大臣の的外れな回答に驚かされました。

青山劇場、青山円形劇場の公演を、「余り子供と関係ないような劇をやっていたりしている」とか……。

120億使ってここを維持することは国民の理解を得られないことを御理解をいただきたい、ということですが、誰の理解を得られないことを誰が理解するのか……頭がこんがらがりそうです。

その「国民」がここを必要としているのだ、という声を届けるために、6月5日の院内勉強会でこどもの城、青山劇場、青山円形劇場の必要性を切に訴えたいと思います。

東京都議会と参議院、連日厳しい答弁が出て少し気落ちしてしまいましたが、だからこそここががんばりどきだと感じています。

皆さま、益々のご協力、よろしくお願いいたします!

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「こどもの城、青山劇場、青山円形劇場の存続と児童館行政を考える院内勉強会」
日時:2013年6月5日(水)12:30~14:30
会場:参議院議員会館 B109会議室
(東京メトロ国会議事堂前駅より徒歩3分、永田町駅より徒歩5分)
予約不要/12:00より参議院議員会館1階入り口にて受付
参加費:無料 【一般参加歓迎/子連れ大歓迎】

主催:こどもの城・青山劇場・青山円形劇場の存続を願う有志の会

後援:
NPO法人ファザーリング・ジャパン
子どもの権利・教育・文化全国センター、
NPO法人難病のこども支援全国ネットワーク

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以下、福島氏の「こどもの城存続について考えてほしい」という質問に対する田村厚労大臣の答弁

「これは、一つは利用状況をちょっと私も見ました。すると、全国的な広がりは余りないんですよね。つまり、これ全国の総本山とおっしゃられましたが、国がやるからには、やはり全国的な広がりが重要であって、元々は先駆的な遊びなんかを情報発信してきたわけでありますけれども、実際、利用状況を見ますと、入館状況、それからホールの利用状況、これも中を見ますと、じゃ全てが子供のためだけのホールの使い方なのかというと、余り子供と関係ないような劇をやっていたりしているとか、いろんなこともあるんです。

そういうことを考えると、確かに利用されている方々にとってみれば必要だというのは分かるんですけれども、百二十億使って子供のためといって全国展開をするものとしてはどうなのだろうかという中において、やはりなかなか国民の皆様方に理解いただけないなという中においてこのような判断をさせていただいたわけでございまして、今までのその役割というものは非常に大きかったということで我々も思っておりますけれども、これは更に改修、建て直しなどをしながら同じような形で運営していくということになりますと、なかなか、御理解をいただけるのかなという中においてこのような判断をさせていただいたということでございまして、忍びないわけでございますけれども、ひとつ御理解をいただければ有り難いというふうに思います」

福島瑞穂議員のブログより抜粋しました。厚労省担当局長の回答も含めた全文は、リンク先をご覧ください)